DFのワインの2021年ラインナップです。
2020Vintage
2020も8月の暑さで糖の上りは悪かったのですが、補糖、補酸なしで作ることができました。種類、生産量とも増加し、本格化しました。
日向山ピノノワール2020(樽仕込み)
テールドシエルの桒原さんによる醸造です。亜硫酸をほとんど使わず、自然酵母でグラヴィティフロー、フランソワフレールの中古樽を使い、無濾過で作ってあります。優しいマウスフィール、複雑な香りと味わいのピノノワールに仕上がっています。日本のピノの美味しさと可能性を感じます。是非、お試しください。アルコール度数は13度、価格は3900円(税抜)です。生産本数は572本です。2021年販売分はほぼ完売しました。残り100本弱は1年置いて香り味わいの変化を見て、また、来年、販売する予定です。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
香りは控えめな樽香が感じられ、赤い果物のニュアンスとバランスが取れている。しっかりした果実味とほのかな酸味のバランスが取れて生き生きとした味わい。全体的に軽やかなテーストで飲みやすい。あふれーフレーバーに赤い果物と樽の渋みが残りの印象とがしっかりと感じられて、程よいボディ感で飲んでとてもゆったりとした気分になれる。醤油が効いた料理には好相性、漬けマグロ握りに合わせてみたい。
ゲッタピノノワール2020
黒ボク系の井出圃場の4年目のピノノワールから初めて作りました。若木ということもあり、、ライトな、ロゼ仕様の、ランチに合うピノノワールとなりました。ステンレスタンクでオークチップを使い、味わいや香りのバランスをよく仕上げました。アルコール度数は11.5度、価格は3300円(税抜)です。生産本数は215本。残り100本程度です。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
色調がとても淡く、ロゼと思うくらいの軽い色調。やや茎っぽい香りがあり、ピノノワールの純粋な香りが楽しめる。味わいは全体的に優しくエレガントに仕上がっている。クセがなく、和食との相性はとても良い。白ワインのような軽やかな味わいは万人受けする味わいで、スノッブなワインではないので気軽に楽しみたい。
★★★ 特価 上記の2種の赤ワインに、日向山ピノノワール2019を加えた、ピノノワール3種セットを価格9000円(税抜)で販売します。飲み比べができます。ご利用ください。
井子シャルドネ2020(樽仕込み) Sold Out
これもテールドシエルの桒原さんの手になるものです。樽仕込のピノノワールの作りと同様のヴァンナチュールの作り方で、優しく、複雑な香りと味わになっています。アルコール度数は12度、価格は3900円(税抜)です。お肉料理にも適したシャルドネとなっています。生産本数は279本。好評を頂き、2021年11月10日現在、セット用の数本を除いて完売しました。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
樽発酵、樽内マロラクティック発酵に由来するビスケットのような香ばしい香りがありながらも、熟したピーチやリンゴの蜜的な香りがしっかり感じられる。飲むと果実味とアルコール感があり、ボディに厚みが感じられる。いわゆる世界基準のシャルドネの味わい。標高が高いので収穫時期が遅く、いわゆるハングタイムが長く、ワインにフェノール類が多く溜まり、厚みがあり、パワフルなフィニッシュになる。海鮮のかき揚げなど海老や蟹、甲殻類にはとても合う。
井子シャルドネ2020
昨年、好評を頂いた井子シャルドネ2019と同じ作り方で、ステンレスタンクで作られた、すっきりと爽やかなシャルドネです。アルコール度数が11.5度で2019よりは少し軽く感じるかもしれません。ライム系の香り、中間の味わい、余韻もしっかりあり、フレンチの前菜から和食を含めて、料理との相性は広いと思います。価格は3300円(税抜)です。生産本数は754本。まだまだ余裕があります。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
まろやかな香り、ピーチやネクタリンの中に種がある感じの香り。柏餅的な和をイメージさせる香りの印象。程よい酸味がありスッキリした味わいながら、後味はしっかりした苦みが感じられ、クリスピーでフレッシュな印象。サラッと、キリっとしていてクセがなく飲みやすい。少し汗ばむ陽気にはとてもいいと思う。コブサラダなど野菜料理とは好相性。
清水端ソーヴィニヨンブラン2020
清水端圃場の3年目のソーヴィニヨンブランから作られた白ワインです。ステンレスタンクで仕込みました。MLFまで行い、グレープフルーツというよりは、楊貴妃の愛したライチのような甘い香りのワインとなっています。アルコール度数は12.5度、価格は3000円(税抜)です。生産本数は633本。秋になり酸味が戻ってきました。美味しいと思います。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
口に入れると酸味が効いたみずみずしい味わいと、しっかりした果実味とアルコール感が感じられる。メリハリのある立体感のある味わいで爽やかな味わい。ハーブの香りがしっかりと感じられ、ブドウのピュアーさがほとばしります。ソーヴィニヨンブランならではのお手本的な味わい。深みはないが、ストレートな味わいなのでしっかり冷やして楽しんでください。軽い料理はもちろん、パスタ・ペスカトーレやピザ・マルゲリータなどのトマトを使った料理とは好相性。マグロのカルパッチョと合わせると甘味がじんわりと広がります。
★★★ 特価 上記の3種の白ワインセットを価格9000円(税抜)で販売します。ご利用下さい。
2019Vintage
日向山ピノノワール2019
DFのフラッグシップワインです。作り方は2018と同様ですが、9月の少雨のために2019はBrixも22.8と高く、さらに、TAも10.8gと高くて、アルコール度数が12.5のボディのしっかりしたワインとなりました。今年も補糖、補酸なしで、MLFを行い、樽は未使用です。春にもフレッシュな味わいを楽しむことができますが、飲み頃は秋以降です。369本の生産です。価格は3300円です。2021年11月10日現在、残り100本を切りました。2年経って、中間の果実味が戻ってきました。いい感じです。
2021年春を迎え、熟成が進み、まろやかに、また、雑味もなくなってきました。8月24日現在、130本程度の在庫ですが、まだまだ、寝かせたいと思います。というのも、サンプル用に残しておいた2018を試飲するとかなり良くなっていることが分かったからです。今年の秋か、または、さらに1年程度寝かせることも考えています。ピノは時間がかかることを実感しました。時間はピノの友達かもしれません。3年程度は寝かせる必要があるかもしれません。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
低温発酵によるキャンディーのような甘い香りがありながらも、ベリー系の香りも感じられる。森の下草のようなやや複雑な香りが感じられる。ピノらしい複雑な感じが出てきました。酸味が豊かでありながらも、果実味がしっかりしていて甘みと酸味のバランスが取れている、切れの良い味わいで飲み疲れない。クセがなく赤ワイン特有の渋みが苦手な人でも楽しめる。果実味がしっかりしているので、塩分の効いた生ハムなどは甘みをしっかり強調してくれる。酢の物とと相性はよく、シメサバやコハダの握りなどでも楽しめる。
井子シャルドネ2019 Sold out
4年目を迎えて収穫が本格化し、生産本数は507本となりました。果汁のBrix21.6、TAは8.2gと高く、今年も補糖補酸なしで作ることができました。樽は使用していません。2018と異なりMLFを行い、そのため、まろやかでふっくらした香り、味わいとなりました。この産地の特徴である酸の強さを生かした2018のシャルドネでしたが、2019もMLFにも関わらず、酸味も感じられ、美味しくなっていると思います。是非、ご賞味下さい。価格は3300円です。
2021年7月11日現在、完売しました。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
すっきりした味わいで、クセがない。リンゴのような果実味とレモンやグレープフルーツのようなスッキリ系フルーツ香のバランスがとてもよく、クセがない味わい。「嫌味のない味わいで飲みやすい」フレッシュさを求めるなら間違いなくこの一本。シャルドネ特有のコクがないので、スノッブにならずにグイグイ飲める味わいに仕上がっています。ケイジャンチキンなどのややスパイシーな料理にも合うし、シンプルなクワトロフォルマッジのピザのような料理とも気軽に楽しめる。
2018Vintage
日向山ピノノワール 2018 Sold out
浅間連山南麓の糠地区日向山の圃場で、富士、八ヶ岳、御牧ケ原台地、蓼科山、美ヶ原、穂高、常念、槍ヶ岳など北アルプスの絶景を眺めながら育ったピノノワール100%で作られたワインです。3年目の若木からの収穫で、補糖補酸なしで、MLFは行いましたが、樽は使用していません。フレッシュな果実の味わいを楽しめると思います。312本の生産で、2020年5月20日現在、残り6本です。タンニンもだいぶまろやかになって飲み頃を迎えています。少し大人しいですが、ナチュラルな飲みやすい、素朴でピュアな少女のようなピノノワールです。
価格は3600円です。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
低温発酵か酵母に由来するのか、キャンディー的な香りが占めている。ベリー系のチャーミングな香りが特徴的。あふれんばかりの果実味と程よい渋みのバランスが良好、クセのない味わいは誰からも好まれます。お醤油で味付けした料理には抜群の相性を見せます。キレが良くフレッシュで、みずみずしい味わいで癖がなく誰からも好まれる。親しみやすい仕上がり、少し冷やすとワインがより生き生きしてきます。カツオの土佐作り、牛肉のオイスターソースなどと合わせても面白いですし、酢豚など「甘酸っぱい」とは好相性を見せます。
井子シャルドネ 2018 Sold Out
浅間連山南麓の井子圃場で、絶景を楽しみながら育った3年目のシャルドネ100%から作られたワインです。これも補糖補酸なしで、さらにMLF、樽の使用なしで作りました。酸味がやや強いですが、ナチュラルでフレッシュな味わいとなっています。153本の生産でした。10月末に完売しました。ありがとうございました。2019に期待してください。
価格は税込み3300円です。
★Apicius(有楽町のフレンチレストラン)のシェフソムリエ 情野博之氏(Gault et Millau 2019 ベストソムリエ賞受賞)による解説
洋梨やストーンフルーツ、柑橘系フルーツの香りが豊かで生き生きしている。味わい的には酸味がしっかりしていて、キリリとした印象。ややリンゴ酸的な収斂する酸味が特徴。すっきりとした味わいながらもコクも持ち合わせ、すがすがしい爽快感。食材を問わないマルチな組み合わせが楽しめます。喉の渇きを十分に癒してくれ、ついついもう一杯というぐらいハマってしまいます。まろやかなシャルドネが多い中でこのワインは酸味が際立っていてフレッシュさに富んでいる。イカのげそ揚げや上海風焼きそばなど魚介系の食材やシンプルなお料理に合わせたい。
《 取扱店 》 (2021年7月11日現在)
ドメーヌ・フジタのワインは以下の商店でご購入できます。
★ IMADEYA(いまでや)銀座店 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B2
★ 横浜君嶋屋 神奈川県横浜市南区南吉田町3-30
★ SAKE MIZUHASHI 東京都港区六本木3丁目3-4
★ 地酒の小山商店 東京都多摩市関戸5-15-17
★ カルタ・ディ・ヴィーニ 東京都調布市仙川町1丁目15-4 鍋屋ビル2F
★ 田中屋酒店 福井県福井市豊島1丁目8-10
★ キリマン酒店 長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢4-1
★ 佐藤肉店 長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢
★ 岸田酒店 長野県小諸市南町1-1-8
★ 萬屋酒店 長野県上水内郡信濃町柏原2711-3
★ 小諸なる小宮山酒店 長野県小諸市鶴巻1-4-14
★ Domaine Fujita Wine Shop 長野県小諸市滋野甲4162-221(圃場にいて不在のことも 多く不定休ですので、メールでのアポイントをお願いします。)
★ また、domainefujita@gmail.com にメールしてくださっても購入できます。
また、ドメーヌ・フジタのワインは、以下のレストラン等でご賞味頂けます。敬称は略します。
★ ネコノワイン(長野市)
★ 東御ワインチャペル(東御市)
★ 欧風小料理店「無限」(中軽井沢)
★ シェ草間(軽井沢の旧中山道沿い)
★ スイヤルド(軽井沢・追分)
★ しょくこうぼうさくら(東京・江東区木場)
★ 新宿葡庵(東京・新宿三丁目)
★ アガリス(東京・神楽坂)
★ 遅桜(東京・西麻布)
★ 軽井沢プリンスホテル レストランPrimrose
★ リゾナーレ八ヶ岳